ディグダグ II - ReTold
“海にポッカリと浮かぶ平和な島々。ここを守るのがディグダグ第二の仕事であった。”
※画面は改作版のものです
キミは、こんな風に開幕する『ディグダグ II』を知っているかな?
ポンプで敵をプクプクポン!!の戦略的穴掘りゲーム、といえば その一作目なんだけれど、二作目となる『ディグダグII』は、穴を掘るかわりにナント島を沈めてしまうという衝撃的な続編なのだ。
海に浮かぶ島で、ポンプからドリルへ武器を持ち替えたディグダグの、戦略的コミカル・アクションゲーム、と聞いただけでもワクワクしてしまうよね。
そして、ここでは その『ディグダグII』に再びスポットを当ててみる試みを お披露目してしまうゾ!
“ディグダグに先見の明あり。この日の為に島にクイを打ち、必殺武器ドリルを用意していたのである。”
“ころばぬ先の杖がわり?ものはためし。”
“大ワザ「島クズシ」小ワザ「パンク」を使ってモンスターを退治しろ。”
・・・そんな、戦略がモノをいう場面の数々を、早速見ていこう。
この『ディグダグII』は、もともとはアーケード版から移植されたものなんだ。
そしてファミコン版『ディグダグII』は、アーケード版とゲーム的にはほとんど同じなのだけれども、細かいところが改善されて より遊びやすくなっている、ひそかな良作だったのだ。
これはBGMの方でも同じことがいえて、ファミコン版の耳に残る印象的なサウンドは、ぜひ一度は触れておきたいともいえるタイトルなんだ。
ファミコン版は総じてアーケード版よりも好印象な移植がされていたのだけれど、比較してしまうとグラフィック的にはやっぱり見劣りしてしまうところがあった。
そこで、その点をちょっぴり補正するのがこの改作版というわけ。
こうして比べてみると、“よりオリジナル版らしく”なって見えるのがわかるよね。
※画面は改作版のものです
※画面はアーケード版です
おっと、ここでは紹介していないけれど、もちろんラウンドが進むと背景色がチェンジする仕掛けはしっかり残っているヨ!
改作版では4ラウンドごとに見た目がさらにグッと変わるようになっているんだ。
チョッピリ残念なのは、タイトル画面などの部分は「ファミコンの性能ならばもう少し似せた画面にもできるはずだけど容量が足りなくてあきらめてしまった」とのこと。色使いの違いならば見ただけでもわかるかな?
※画面は改作版のものです
こんな感じで、改作版はほんの少しだけ見た目が改訂されている。
徹底的な変更をしたものではないけれど、これをファミコン版、ひいては『ディグダグ II』そのものをもう一度見直してみる機会にしてもらえたらと思うんだ。