『ガンプの謎』には、「隠しフィーチャー」が沢山ある。スペシャルフラッグやソルを逃さないことを心掛けるだけでも、素通りでプレイするより何倍も「ゼビウスらしさ」を味わえるようになるが、それ以外の隠し要素を全て把握することで、より深い攻略が求められるようになるはずだ。
ここでは、その「隠しフィーチャー」をメインに攻略に組み込めるように紹介しておこう。
▲改作版ではラッキーフラッグが出る
雲に入るのはこれの回収後にしよう
※画面は改作版です
(最低2ループ周回)
ピンフラッグの回収・・・1ループ目で全地上物を破壊しておく
▲確実にジアラを破壊したければ
3ループを視野に入れよう
※画面は改作版です
(最低2ループ周回)
ジアラの破壊・・・1ループ目で停泊機体をメインに破壊し、2ループ目でも地上物の破壊を一つ残しておくと確実にジアラを破壊できる
▲エリア3でフルパワーアップしているなら
素直に1ループのみでいい
※画面は改作版です
フルパワーアップ・・・エリア3でフルパワーアップしていない場合は わざとエリアループしてフルパワーにしてしまおう
あえて周回ループしてバリアの残りカウント(黒アイテム)を稼ぐのも手だ
▲シオナイトとの合体はダークゾーンへ
侵入してからにしよう
※画面は改作版です
(最低2ループ周回)
グド(階段状の穴)を通過・・・1ループ目で全地上物を破壊しておく
▲1ループ目で出口を確実に開けておくには
画面上方で撃ち始めないと間に合わない
※画面は改作版です
(最低2ループ周回)
バーケゾッパー(十字架状の物体)の回収・・・1ループ目で出口を開けておく
▲エリア4周回はペナルティなので自信があれば
3ループ目まではボーナスを取り続けられる
※画面は改作版です
(自信があれば3ループ周回)
隠しボーナス・・・ウェッブ(ブーメラン状の敵)を残して後続のゾシーを撃破(ウェッブを後回しにした全撃破)
コツとしては画面の縦約1/3程度の位置にいることを心がける(画面半分よりやや下側にいる)といい
初代ゼビウス(特にAC版)は、ゲーム中でのシナリオ終結がない(16エリアでループする)作品であることは前項で述べているが、『ガンプの謎』はさらに後の時代にリリースされる作品とどのように対応するかは定かではない。
最大の謎として、まず、小説版の設定上、ガンプは6つの植民星にレプリカを作っているが、どの時期にどのガンプと戦っているのかは全くといっていいほど不明なままなのだ。
▲PCE版『ファードラウト伝説』にはガルボザ・ガンプが登場するがその後の展開なども含め謎が残る
※画面はPCE版『ファードラウト伝説』です
PCエンジン版『ファードラウト伝説』は、小説版の再現に重点が置かれているため、『ガンプの謎』より後の出来事と解釈するとパラレル的感覚の方が強くなってしまう。PCエンジン版は直接地球でガンプと対決する展開をするため、むしろ『ガンプの謎』の前日譚と捉えておく方が自然な解釈に感じられる。
そして、公式に「地球に直接テレポートしてきた惑星ゼビウスのガンプを倒す」ストーリーは AC作品の『ソルバルウ』で行われる。
無理を承知で語るなら疑問の残るシリーズ作は別の移民星「ア(1)ウス」「シオ(2)ウス」「オリ(3)ウス」「レフ(5)ウス」「ファー(6)ウス」のいずれかで別々に展開されている可能性もなくはない。
(※PCエンジン版2ステージ目は実際に地球ではなく「ゼビ(4)ウス」本星で敵機であるタルケンを鹵獲して戦いを繰り広げている)
▲MSX2版『ファードラウト伝説』は味方 超兵器と敵 超兵器とがインフレを起こして対決するのが最大の魅力だ
※画面はMSX2版『ファードラウト伝説』です
ここではあえて、時系列は、AC版初代(→『アレンジメント』)→PCE版『ファードラウト伝説』→『ガンプの謎』→MSX2版『ファードラウト伝説』という進行になっているいう説を展開してみたい。
こうすることで、AC版初代でのエリアループの謎がPCエンジン版『ファードラウト伝説』で解かれたと解釈し、後のシナリオでは「シオナイトがもたらした情報による兵器の発展」という想像もすることもできるだろう。
そして、MSX2版『ファードラウト伝説』はいかにも未完のまま途中で終わってしまうような展開をした上に、そのEDラストで「SEE YOU AGAIN NEXT GAME / EPISODE 2 / FINAL WEAPON」という文字が並ぶのだ。
何より、MSX2版『ファードラウト伝説』は『ガンプの謎』の全味方機が登場し、敵機としてはガウルダークジェネシスの発展機であるガウルザンジェネシスや さらにその発展機となるエグザノットジェネシス、超巨大空母リバーフラックなど超兵器が大量に出てくる。
この先に『ファードラウト伝説 FINAL WEAPON編』として、超兵器のインフレが押し寄せたまま最終兵器と対峙する、つまり『ガンプの謎』の機体が全登場して対決する作品があったなら、時系列としてすっきりする感覚がないだろうか?
ここでの展開はこのあたりにしておこう。さしあたり、『ガンプの謎』のファンである場合は少なくともMSX2版『ファードラウト伝説』は是非セットで扱いたい重要タイトルとしてこの項を終わりたい。
こうした情報も今こそ『ガンプの謎』を改めて見直す一助としてもらえればと思う。