FC版『グラディウスII』のゲーム性の高さについては、これまでにも述べてきている。
そして、前作にあたる「Extra Edition」は、それを踏まえ、オリジナル版からゲームバランス面を極力変更しない形でのリリースがなされていた。
ただし、FC版『グラディウスII』はそのゲーム性の高さの反面、当時のコンシューマー事情に合わせるべく、やや低めの難易度調整がなされていたということも また、もう一方の事実ではある。
では、FC版の高いゲーム性を保ったまま、そこに対する新たな視点を加えるとどうなるか———?
そうした観点により登場することになったのが、今作「Rebel Assault」だ。
この「Rebel Assault」では、これまで公開されてきたものとは違い、ゲームバランス面に対していくらか手が加えられている。
が、もちろん、いたずらに難易度を上昇させるような改変が行われたわけではない。また、全くの別物として内容が極度に変更されているわけでもない。
あくまでも、FC版『グラディウスII』のイメージをベースにしながら、より“横シューティングの理論”に基づいたボリューム調整が加えられているのだ。
だが、おそらくそれは言葉で簡単に伝えられるものではないのだろう。
その意味がどういったものなのか、そしてその全容がどうなっているのかについては、実際にその目で確認してほしい。
そして、「Rebel Assault」ではさらに驚くべき追加変更が加わっている。
その新しい追加変更とは———?!
今作「Rebel Assault」では、またしてもプレーヤーがその命を預ける機体が追加されている。
だが、多くのファンにとっては、“この視点でこの機体を操作できたこと”は、おそらく今までないだろう。
もちろん、その装備についても、きっとこれまでになかった新しい感覚を得ることができるものになっているはずだ。
そして、“Rebel Assault”———その言葉の示す意味は、これらの事実を元に推測されることだろう。
「Rebel Assault」でも、引き続いてロードブリティッシュは使用可能だ。
機体そのものも見た目が細かく修正されているので、以前よりも臨場感は向上していることだろう。
もちろん、こちらではレーザーがサイクロンレーザーになっている。
「Rebel Assault」で加えられた機体はそれだけにとどまらない。
『グラディウスIII』の自機であるビックバイパーMk-IIもまた、新たに使用できるようになっているのだ。
ただし、その装備は共通化されているため、厳密には違いは見た目だけだ。
とはいえ、実際に動かしてみると これまでとは全く違う、言い知れぬ迫力を味わうことができるだろう。
「Rebel Assault」では、自機の横幅がオリジナル版とは大幅に異なっている。これは、自機の横幅をAC版の方に合わせたことによって生じた変更だ。
そのため、このバージョンのみ、自機がこれまでの“オリジナル版と同じ幅”に戻されている。
FCオリジナル版の自機サイズでプレイしたい場合には使用してみるといいだろう。
ちなみに、もちろんExtra Editionに引き続き、全てのバージョンとも、OPで表示される一枚絵はそれぞれ全く別の物へと変更されている。
当然のことながら、Rebel Assaultも公開はフリーウェアとしてだ。今回も「~注意事項と使用規約~」によく目を通した上で適切に取り扱ってほしい。