魔法ガイド

魔法はもともと、宗教的な儀式や祈祷にその起こりをなしている。祈祷における治癒的な側面を求める力はやがて、病気の治療などに用いられる初期の白魔法に、そして、儀式・祭礼を彩る側面の要素を持った魔法は、原始的な黒魔法へと発達していったのである。

段階的に発達した魔法ではあったが、初期の魔法はそれでも限られた指導者が雨乞いや農耕での害獣被害の軽減などに用いる程度で、平和的に緩やかな利用法で扱われることが主であり、白魔法・黒魔法のような厳密な体系区分もなかった。しかし、やがてその力は刑罰など負荷を与える事態にも積極的に取り入られるようになっていき、さらに、知識の流失が職業魔道士を生み出していく時代を迎えるにいたり、魔法は重大な転換の契機を迎える事になる。
———戦争である。

軍事への魔法の利用は、攻撃を目的としたものとその防御を目的としたものなどといった形で、知識の体系化と専門化をより深めていくことになる。体系化した魔法は必然的に、今日見られるような白魔法と黒魔法という姿での大分類を生み出したのである。しかし、それは一方では魔法習得に向け術者自身にかかる負担を、体力的なもの・精神的なものの両面から軽減させるべく、広範な術者の能力傾向に見合った性質の魔法を振り分けてきた先人たちの経験則の歴史でもあったことは言うまでもない。

以降、魔法の高度発達に貢献した北半球の壊滅的な被害によって高度な知識を携えた魔道士たちもその大多数が命を失い、自然発生的に大規模な軍事活動が行われないようになった現在では、一般には高級魔道士、および高度魔法の姿を見かけることも少なくなっている。

しかし、高度魔法は決して同時に失われた訳ではなく、人間以外の者が、命を失った勇者たちの魂(意思)から知識を共有化する方法をもって、今日でも影ながらにその存続がなされているという。


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白魔法

白魔法の使用可能ジョブ一覧
しろまどうし
あかまじゅつし
しろのどうし
あかまどうし
ナイト

白魔法はその発展経緯から、主に回復と防御の役割を担った系統の魔法を中心に構成されている。

特に防御系の魔法は、性質を見極めて使っていけば必勝パターンを作りだせるほど絶大な効果をもつものが多い。

防御というと消極的な姿勢を想像するかもしれないが、展開を読みながら先手を打つ、という行動力こそが最大の防御効果を生むカギになるのだ。

名称使用可能
ジョブ
効果範囲使用効果(戦闘中/移動中)追記事項
L1
ケアル味方一人HPを回復 / 使用可
ディア敵全体アンデッドモンスターにダメージ
プロテス味方一人防御力を上げる重ね掛け可
ブリンク術者本人回避率を上げる重ね掛け不可
L2
バスナ味方一人暗闇・マヒ・眠り・混乱・忘却状態を解く
フォーグ敵全体忘却状態にする
バファイ味方全体炎の属性ダメージを半減する重ね掛け不可
インビジ味方一人回避率を上げる重ね掛け可
L3
ケアルラ味方一人HPを回復 / 使用可
アディア敵全体アンデッドモンスターにダメージ
バサンダ味方全体稲妻の属性ダメージを半減する重ね掛け不可
ヒール味方全体HPを回復 / 使用可
L4
ポイゾナ味方全体毒の状態を解く(全員) / 移動時は味方一人
フィアー敵全体敵が逃げ出す確立を上げる属性:神経(麻痺)
バコルド味方全体冷気の属性ダメージを半減する重ね掛け不可
ボキャル味方全体忘却の状態を解く
L5
ケアルダ味方一人HPを回復 / 使用可
ダディア敵全体アンデッドモンスターにダメージ
レイズ味方一人味方一人 戦闘不能の状態を解く / 使用可
ヒーラ味方全体HPを回復 / 使用可
L6
ストナ味方一人石化の状態を解く / 使用可
テレポ敵一体敵を次元の歪みに送り込む属性:暗闇
/ 町・城・ダンジョンから外に出る
プロテア味方全体防御力を上げる重ね掛け可
インビア味方全体回避率を上げる重ね掛け可
L7
ケアルガ味方一人HPを最大まで回復 / 使用可
ガディア敵全体アンデッドモンスターにダメージ
バマジク味方全体変化魔法(毒/石化・神経/麻痺・精神/即死)
を防ぐ※追加効果の場合は防げない
重ね掛け不可
ラヒーラ味方全体HPを回復 / 使用可
L8
アレイズ味方一人戦闘不能を解きHP完全回復 / 使用可
ホーリー敵全体ダメージを与える 属性:無
バオル味方一人全ての属性ダメージを半減する重ね掛け不可
デスペル敵一体防御属性を打ち消す

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黒魔法

黒魔法の使用可能ジョブ一覧
くろまどうし
あかまじゅつし
くろのどうし
あかまどうし
ニンジャ

黒魔法は、攻撃・攻撃補助の役割を担った系統の魔法を中心に構成されている。

攻撃系のものは特に、白魔法に比べると常用性の高いものが多く、また、属性によって効果的な場面が異なる。

上手く使えば状況を一変させることもできるので、限られたクラス使用回数を有効に活用しよう。

名称使用可能
ジョブ
効果範囲使用効果(戦闘中/移動中)追記事項
L1
ファイア敵一体ダメージを与える   属性:炎
ブリザド敵一体ダメージを与える   属性:冷気
スリプル敵全体眠りの状態にする   属性:無
シェイプ敵一体回避率を下げる    属性:無重ね掛け可
L2
サンダー敵一体ダメージを与える   属性:稲妻
ブライン敵全体暗闇の状態にする   属性:暗闇
ストライ味方一人命中率を上げる重ね掛け可
スロウ敵全体攻撃回数が1回になる 属性:神経(麻痺)重ね掛け不可
L3
ファイラ敵全体ダメージを与える   属性:炎
ブリザラ敵全体ダメージを与える   属性:冷気
ホールド敵一体マヒの状態にする   属性:神経(麻痺)
シェイラ敵全体回避率を下げる    属性:無重ね掛け可
L4
サンダラ敵全体ダメージを与える   属性:稲妻
ヘイスト味方一人攻撃回数を二倍に(スロウの状態ならば解く)重ね掛け不可
スリプラ敵全体高確率で眠りの状態に 属性:無
コンフュ敵全体混乱の状態にする   属性:精神(混乱/死)
L5
ファイガ敵一体ダメージを与える   属性:炎
クラウダ敵全体ダメージを与える   属性:変化(毒/石化)
ダクネス敵一体暗闇+忘却の状態に  属性:暗闇
デジョン敵一体敵を次元の歪みに送る 属性:暗闇
/ ダンジョン・町・城を一段階戻る
L6
ブリザガ敵一体ダメージを与える   属性:冷気
キル敵全体即死させる      属性:精神(混乱/死)
スロウラ敵一体高確率で攻撃回数が1回に  属性:無重ね掛け不可
スタン敵一体高確率でマヒの状態にする 属性:無
L7
サンダガ敵一体ダメージを与える   属性:稲妻
ブレイク敵一体石の状態にする    属性:変化(毒/石化)
クエイク敵全体ダメージを与える   属性:大地
シェイド敵全体暗闇+マヒの状態に  属性:精神(混乱/死)
L8
フレア敵全体ダメージを与える   属性:無
ストップ敵全体高確率でマヒの状態に 属性:無
セーバー術者本人攻撃力を上げる重ね掛け不可
デス敵一体高確率で即死させる  属性:精神(混乱/死)

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魔法&アイテム予備知識

[ 重ね掛け出来る魔法 ]

魔法の中には同じ効果の魔法を追加で掛けられるものがある。
ほとんどが防御効果を発揮する魔法なので、攻略に不可欠な知識となるはずだ。

[ アイテム(くすり) ]

消費アイテムの使用効果一覧
ポーション一人のHPを150程度回復
毒消し「毒」のステータス異状を解消
金の針「石化」のステータス異状を解消
寝袋全員のHPを30程度回復(フィールド上のみ)
テント全員のHPを60程度回復(フィールド上のみ)
コテージ全員のHP&クラスMPを回復(フィールド上のみ)

※「金の針」は戦闘中に使用することが出来ない。

[ 魔法効果をもつ武具 ]

武器や防具には、戦闘時に使用すると特殊な効果を発揮するものがある。

例えば、トールハンマーは、白の導師、黒の導師ともに装備することができるうえ、使うとサンダラの効力がある心強い武器だ。

当然ながらそのほとんどは購入することが出来ないが、なかには ルーンのつえのように購入するしか入手法がない、というものもある。

装備している防具の属性防御と組み合わせたり、誰に持たせるかを考えていくと、色々な戦法を組み立てられるはずだ。

名称使用効果入手ポイント販売店
ちからのつえフィアーコーネリア城宝物庫メルモンドの町
こだいのつるぎスリプルグルグ火山―(購入不可)
ほのおのたてバファイグルグ火山ガイアの町
アイスシールドバコルド氷の洞窟ガイアの町
ルーンブレードシェイラ氷の洞窟ガイアの町
サークレットポイゾナ氷の洞窟―(購入不可)
きょじんのこてスロウ試練の城―(購入不可)
いやしのつえヒーラ試練の城―(購入不可)
まじゅつのつえファイラ試練の城―(購入不可)
ルーンのつえボキャル―(販売のみ)ガイアの町
ルーンアクスアディア海底神殿―(購入不可)
トールハンマーサンダラ海底神殿―(購入不可)
ガントレットブリンク海底神殿―(購入不可)
レイズサーベルクラウダ滝の裏の洞窟―(購入不可)
まどうしのつえコンフュ滝の裏の洞窟―(購入不可)
サンブレードダディアミラージュの塔―(購入不可)
ディフェンダーブリンクミラージュの塔―(購入不可)
イージスのたてバマジク浮遊城―(購入不可)
しろのローブインビア浮遊城―(購入不可)
くろのローブシェイド浮遊城―(購入不可)

[ コラム—魔法効果をもつ武具の豆知識 ]

装備できなくとも有効に使える武器や防具は多い。

例えば、一番前に立たせている拳闘士にディフェンダーを使わせれば、回避率をグーンとUPさせることができるし、魔道士系のキャラにほのおのたてやアイスシールドを持たせておき、とっさのときにバファイやバコルドを張る、という使い方もできるのだ。

また、武器や防具には回数制限がないのも強み。使いつづけるためには所持数の制限もあるが、使用効果をしっかり押さえておけば、アイデア次第で攻略につながる戦法を見出していけるぞ。


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[ コラム—編集者コメント:リバイズドの 改竄(かいざん)点 ]

リバイズドでは、魔法の使用可能ジョブや使用効果、その他威力数値などといった細かなところに至るまで、オリジナル版から数々の変更がなされています。ここでは代表的な変更点をピックアップし、注記として書き出しておきます。

※オリジナル版に存在するサイレスは、名称を「フォーグ」に変更してあります。
フォーグを食らうと「忘れ」状態となり、魔法のみならず装備品の全てが使用不可能になります。
ただしオリジナル版と違い、薬(ポーション・毒消し)を使うことは可能となっています。
(海外-『GameSpot Forums』にて情報公開されていた anomiex 氏にこの場を借りてお礼させていただきます)

※ポイゾナは、戦闘中は味方全体・移動時は味方一人に使うことが出来ます。
移動中も味方全体に使えるほうが存在意義は高いのですが、修正には大がかりなルーチン変更の必要があったため、Oldバージョンでは導入を見送っています。

※ストナ・レイズ・アレイズは、戦闘中に使用することが出来るようになっています。
(BBSにて情報公開された 屋根バヌ氏にこの場を借りてお礼させていただきます)

※ストナの存在価値は率直に言ってまずありません。
ステータス異状を全解消できるエスナに変更したいところですが、内部システム的に修正は難しいものと思われます。

※ケアルガは、ステータス異状の解消効果を撤去しています。(HPのみの完全回復に修正)
(BBSにて情報公開された 屋根バヌ氏にこの場を借りてお礼させていただきます)

※オリジナル版に存在するラスロウは、名称を「スロウラ」に変更してあります。

※オリジナル版に存在するブラナは、使用価値が疑問に思われたために削られ、オリジナル版には存在しなかった「バスナ」に変更してあります。
バスナは、マヒ・眠り・暗闇・忘却(戦闘中のみの一時的なステータス異状)を一度に解消できます。
折り紙つきの心強さです。(なお、毒・石化・戦闘不能の恒久ステータス異状は回復できません)

※オリジナル版に存在するダクネスは、名称を「ブライン」に変更してあります。
(使用効果については変更なし)

※オリジナル版に存在するブラインは、使用価値が疑問に思われたために削られ、オリジナル版には存在しなかった「シェイド」へと登録変更してあります。
シェイドは暗闇+マヒの効果を持つ 全体変化魔法です。

※「ダクネス」は新規魔法として存在します。高い確率で単体を暗闇+忘却の状態にする変化魔法で、オリジナル版とは全く別の魔法になっています。

※オリジナル版に存在するダテレポは、名称を「テレポ」に変更してあります。
テレポは戦闘中、低い確率で敵一体をバトルから消去(即死扱い)できます。
これはオリジナル版にはなかった効果です。

※オリジナル版に存在するテレポは、名称を「デジョン」に変更してあります。
デジョンは戦闘中、低い確率で敵一体をバトルから消去(即死扱い)できます。
これはオリジナル版にはなかった効果です。

※オリジナル版に存在するデスは、名称を「キル」に変更してあります。
キルは低い確率で全体を即死させる変化魔法で、オリジナル版とは全く別の魔法になっています。

※オリジナル版に存在するキルは、名称を「デス」に変更してあります。
デスは高い確率で単体を即死させる変化魔法で、効果はほぼオリジナル版のキルそのままです。

※クラウダ・クエイクはそれぞれ、オリジナル版のものとは全く別の魔法になっています。
クラウダは毒、クエイクは大地の属性を持つ全体攻撃魔法となり、どちらもサンダラより威力数値は上です。
クエイクはオリジナル版のフレアと同じ強さ(80)、
クラウダはサンダラとクエイクの中間の強さ(60)です。
特に、クラウダに関してはFFIIやSa・Gaの時代を思い浮かべてもらえれば納得のいく心強さとなっています。

※オリジナル版に存在するサンガーは、名称を「サンダガ」に変更してあります。

※ファイガ・ブリザガ・サンダガはそれぞれオリジナル版とは全く別の魔法になっています。
3つとも強力な攻撃力の単体攻撃魔法で、威力数値はフレアよりも上(120)です。
相手の属性次第ではかなり使いでのある魔法となっています。

※オリジナル版に存在するフレアーは、名称を「フレア」に変更してあります。
フレアはオリジナル版同様、無属性の全体攻撃魔法ですが、威力値はオリジナル版に比べて格段に(110)引き上げられています。

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