Extra Editionの発表を記念して公開されるこの作品は、リミックスと称して本編のカラーを細かく変更したものだ。
簡単に言うと、Extra Editionのグラフィックはそのままに、旧バージョンの路線を引き継ぐようなカラーリングに変更したものになっている。
いわば、旧バージョンの直系アップデートのような代物だ。
扱い上はオマケのカラーバリエーションとはいえ、旧バージョン以上に「FC + PC-E + α」といった趣きが強くなっているのだ。
また、さらなるリミックス要素として、このバージョンではやられパターンが「III」のようなカラーリングになっているのだ。
他にも、タイトル画面の表示演出もExtra Editionとは若干違っていたりもする。
さらに、OP時に表示される一枚絵も全く別の特別なものに変更されているぞ。
気分を変えたいときにはこちらも試してみよう。ちなみに、こちらではレーザーはサイクロンレーザーに戻されている。
そして、2010Updateではここにさらなるシークレットファイルが追加されているぞ。
その内容と姿が一体どんなものなのかは、君自身の手で確かめてみよう!
これはExtra Editionのロードブリティッシュバージョンからフォントを元に戻したもの。
それ以外、Extra Editionからのステージ側や配色などの変更は一切されていない。
ただし、フォントのメイン表示は沙羅曼蛇を意識したカラーリングのままにされているので、これだけでも微妙に新鮮な気分が味わえるはずだ。
もう一つ付け加えておくと、ロードブリティッシュのバックファイアを試しに青くしてみたら思いのほかカッコよかったのでそのままにしてしまっている。
要するに、これはタイトルロゴの色とフォント、ロードブリティッシュの若干の表示が違うだけというバージョンだ。
が、あっさりした変更なのかと思わせながら、実はエンディング画面でさえもバックファイアは青で表示されるという さりげなく贅沢な仕様だったりもするのだ。
そんなわけで、さらに気分を変えてみたい場合はこちらも確かめてみよう。
これは、一部のボスキャラを旧バージョンのものに戻しているタイプ。そのため、ビッグコアやクリスタルコアなどもコア部分が開くアニメーションを含めて FC版タイプ のパターンになっている。
ただし、違いはボスだけにはとどまらず、人工太陽やクリスタルステージなどのBG部分や、一部のスプライト側の敵キャラなども全体的に FC版より に戻されている。
また、配色についてはFC Remixとほぼ同じだが、クリスタルステージや高速スクロールなど、いずれのバージョンとも違いがある部分もある。
さらに言うなら、2010Updateで加えられた数々の変更の多くも適応外だ。
いずれにせよ、ボスクラスのキャラの印象だけでも様々な面でExtra Edition程に劇的には変わっていない印象を受けるかもしれない。
ただし、このバージョンでもスプライト設定については ほぼExtra Editionを踏襲した設定になっている。EDは特にExtra Editionと全く同じだ。
こうしたことから、扱いとしては大幅な変更を適用する前のプレ・エキストラという程度の状態になっている。
見所はやや少なく感じられるかもしれないが、これは意図的にこのような状態にされているのだ。
なぜなら、ここには『ExtraEdition2009』で示した“可能性の提示”と同一の理由、つまり“内部には一切手を加えない”という方針が貫かれているからだ。配色などの面で若干不十分な修正個所が残っている部分があるのも、内部がオリジナル版から全く変更されていない状態であることの裏返しなのだ。
それは、言い換えるならば、オリジナル版に最も近い状態でプレイできるということでもある。“内部に極限まで手を入れない”という『ExtraEdition』シリーズの方向性をさらに強調し色濃く残したものがこのバージョンともいえるだろう。
より判りやすくするなら、FC版の意匠を尊重した旧バージョンからのアップデートブランチのようなオマケと とらえてもらえばいいだろう。
だが、当然ながら 単なるオマケというだけに とどまらない要素も もちろん収録されている。
OPの一枚絵はこれが最もオリジナル版(というよりもAC版でのタイトルバック)に近い。そして、このバージョンでしか見ることは出来ないのだ。
実際にプレイしてみると、この他にも意外な発見をすることができるかもしれないぞ。
ちなみに、このバージョンのみ、フォントは全て小フォントになり、アナウンステキスト群も元の状態に戻されている。