FE教徒は迷う。迷うがゆえに なき道にも
光を求める。求めるものは括目せよ。
さすれば与えられん。
◀何故かシリーズ作でも おなじみの顔になっていた彼女が あのタッチのまま登場するのだ
ノーヴァ写本では、ある場面でオリジナル版の外伝には登場しなかったはずのキャラクターが登場する。
その人というのは、何を隠そう あのアンナ。
SFCシリーズでもセーブ画面に登場していたキャラ、といえば思い出す人もいるかもしれない。登場する場面は限られていて、通常はなかなか目にしづらいが、見られる場面というと
◀データがない時のレアメッセージなのだがこれが表示されてしまったときはいろいろと取り返しがつかない
◀見られる場面は限られているがシリーズファンにとっては目にして一息つけるキャラクターかもしれない
となっている。
このうち、ゲームオーバー画面については
「セーブデータがない状態」とアルム・セリカそれぞれでの「セーブデータがある状態」の3種類で登場する。(データがあるとき二種の台詞に大きな違いがあるわけではない)
どれも目にしてありがたい場面ではないが、ちょっと頭に入れておくとレアイベントのように遭遇できるかもしれない。
とはいえ、普通に目にするならば、やはりシリーズ通りデータセーブ画面でお目にかかるのが一番ではある。(ただし、ゲーム続行を選んだ場合には登場しないので念のため。)
こうした何気ないところの変更でも改作版の編集意図を汲み取ってもらえれば幸いである。
オリジナル版のFE外伝には、最大の謎ともいうべき謎がある。
それは、地名「ソフィアの西」である。
そこは、どこからどうみてもソフィア城の東にある。
見た目として大陸南側をソフィア全土とみなした場合でも ほとんど中央に位置しているため、どう判断しても「西」ではない。
かろうじて「ソフィアの港」から見たときは西かもしれないが、通例的に城よりも港からの位置関係を重視する理由が感じられず、むしろ城と港とのほぼ中間にあるため、わざわざ中間地点で「西」として方角を示すことの必要性が見当たらないのだ。
地磁気異常が発生しているのか何なのか、何をどうやっても「西」と呼ぶに足る判断材料がどこにも存在しないという謎地名なのである。
にも関わらず「西」というその根性や、あっぱれである。
◀玉子丼に“なると”が入るのが西である。覚えておくといい
※画面はオリジナル版のものです
それを前にしては、本当は「東」なんじゃないのというツッコミすら封殺されてしまう。FEという大看板を前にしてはプレーヤーにはツッコむことすら許されていなかったのである。
いとあはれ。
謎が謎を呼びどうすることもできない「ソフィアの西」。
この謎が解ける日はおそらくないだろう「ソフィアの西」。
恐るべし、である。
※ノーヴァ写本では ほとんどの地名が刷新され
全く違う印象になっているのでお楽しみに